子どものケガや体調の急変に備えよう! キャンプ中に慌てないための心掛け&持ち物

子どもはよくケガをしたり、突然高熱を出したりします。もちろん、キャンプ中だって何が起こるかわかりません。そんな不安から、なかなかキャンプに行けない……という方もいるのではないでしょうか?そこで、体が弱めな3歳&6歳の兄弟とキャンプをしている筆者が、子供とキャンプをする上で心掛けていることや持ち物についてお話していこうと思います!

子どものケガ&体調の急変は日常茶飯事! 非日常のキャンプはリスクあり

筆者撮影

子どもというのは、なぜこんなにも熱が出るのでしょう。ケガをするのでしょう。それも、「なぜ今?」というタイミングで……笑

だからこそ、キャンプ中になにか起こるのではないかと不安に感じている親御さんも多いのではないでしょうか?

キャンプでは、自然遊びの中でケガをすることもあります。日中と朝晩の気温差でカゼをひいたり、夏は熱中症の危険もあります。それに、焚き火やストーブでのやけどや、蚊やブヨ、ハチなどの虫被害も心配です。

普段の生活と違うキャンプは、ケガや体調の変化が起こりやすい状況であることは間違いありません。

「最大限のリスクヘッジを図る」のは子どもをキャンプに連れ出す親の責務

筆者撮影

我が家のキャンプデビューは、子どもたちが1歳と4歳のとき。2人とも赤ちゃんの頃から体が弱く、夜間病院に何度もお世話になっていたので、キャンプを始めるのは不安でした。

キャンプ中に何かあったらどうしよう……と不安はあったものの、たくさんの自然体験を通して、のびのび育てたいという思いの方が勝り、最大限のリスクヘッジを図ってキャンプに臨むと決めました。

今回は、そんな我が家がキャンプの際に心掛けていることと持ち物についてまとめてみました。どれも難しいことではありませんので、一緒に確認してみてくださいね。

子連れキャンプのリスクヘッジ1:万が一の事態に備えた3つの心掛け

子どもとキャンプに行くにあたって、心掛けていることを3つ紹介します。

子連れキャンプの心掛け1:病院に行きやすいキャンプ場を選ぶ

筆者撮影 以前レビューしたメープル那須高原キャンプグランドさん画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17454812

キャンプ場選びはかなり重要です!いつでも病院に行けるように、市街地に出やすい立地のキャンプ場を選びます。市街地であれば病院の選択肢も多く、休日当番医を探すのも容易です。

また、キャンプ場は夜に車を移動させるのは原則禁止なので、何かあったときに相談できるよう、スタッフが常駐している高規格のキャンプ場を選んでいます。

子連れキャンプの心掛け2:体調に不安があるときは思い切ってキャンセルをする

子どもは、元気そうに見えても本調子ではなかったり、想像以上に疲れが溜まっていたりします。

言葉で伝えられない小さな子の場合は判断が難しいですが、それまでのお子さんの傾向を鑑みながら、少しでも体調に不安があればキャンセルも検討しましょう。

我が家は、長男の風邪が治ったかな?というタイミングで帰省をしたときに、次男が高熱を出して全日程が入院になるという大変な経験をしたので、家族全員が万全の体調でキャンプに臨むと決めています。

キャンセルした時に限って元気になったりする(本音を言えば、ちょっと悔しい……!)のですが、家でゆっくり休めてよかった、何もなくてよかったと思うことにしています。

子連れキャンプの心掛け3:キャンプ中はお酒を飲みすぎない

筆者撮影 冬キャンプの楽しみ、ホットワイン。

キャンプ中はお酒の飲み過ぎに注意です。最低でも、ご夫婦のどちらかが冷静な判断ができる状態でいられるといいですね。

筆者はお酒が大好きですが、車で病院に向かうことを考えて、子どもが寝る頃までお酒を控えています。私の場合、夜間病院にお世話になる機会が多かったので心配しすぎなのかもしれませんが……。

外で飲むお酒はとーってもおいしいので禁酒すべきとは言いませんが、飲酒しても子どから目を離さず、正常な状態でいられるようにしましょう!

子連れキャンプのリスクヘッジ2:けがや通院に備えて必要な持ち物は忘れずに

何度経験を重ねても、なにかしら忘れ物をしてしまうのがキャンプ。ですが、これからお伝えするものは絶対に忘れないでくださいね。

子連れキャンプの持ち物1:病院で使用する4点セット

現地で病院にかかるときには保険証だけでも問題ありませんが、お子さんに持病があったり、服用中の薬がある方はすべて揃えていると診察がスムーズです。

  • 保険証
  • 母子手帳
  • お薬手帳
  • こども医療費受給者証(居住地と同市区町村の病院を利用する場合)

子連れキャンプの持ち物2:救急セット

一般的なケガに対応できる救急セットを作っておきましょう。我が家は、ダイソーの化粧ポーチを使ってひとまとめにしています。

筆者撮影

【救急セット】

  • 体温計
  • 爪切り
  • ピンセット
  • 消毒シート
  • 消毒綿棒
  • 粘着包帯
  • ガーゼ
  • 絆創膏(大・中・小)
  • ポイズンリムーバー(毒液や毒針を吸引する器具)

子連れキャンプの持ち物3:常備薬

子どもが小さいうちは突然高熱がでることがありますので、お守り代わりに解熱剤を持っておくと安心です。

【常備薬】

  • 解熱剤
  • アレルギー用飲み薬
  • アレルギー用目薬
  • アトピー用塗り薬
  • 大人用カゼ薬
  • 湿布
  • 虫刺され用の塗り薬とシール

我が家の場合この他に、熱性けいれん予防薬をクーラーボックスに入れています。赤ちゃん用の座薬などもクーラーボックスに入れていきましょう。保冷剤を多めに入れておくと、熱やケガのときに体を冷やせるので便利ですよ。

子連れキャンプのリスクヘッジ3:蚊やブヨにご用心!虫対策

夏のキャンプは、とにかく虫が多いです!

身近な蚊やブヨをはじめ、スズメバチ、マダニ、ヒル、ムカデなど、刺されたり噛まれたりすると人体に影響を与える虫がキャンプ場には潜んでいます。刺される前に、虫を寄せ付けない工夫をしておきましょう!

【害虫予防】

  • 虫除けスプレーや虫よけリングを使用する
  • 蚊取り線香を焚く
  • 黒い服を避けて露出を控える
筆者撮影

虫に刺されたり噛まれたりした時に備えて、毒液や毒針を吸引するポイズンリムーバーを用意しておくと安心です。

子連れキャンプのリスクヘッジ4:熱中症や寒さへの対策も万全に

エアコンに頼れない夏と冬のキャンプでは、熱中症や寒さへの備えや、やけどへの対策をしておきましょう!

【夏】熱中症に注意

夏キャンプは、熱中症に注意が必要です。テント設営は午後のもっとも気温の上がる時間帯に行うことになりますので、お子さんの様子を見ながら無理せず行いましょう!

  • 水分をこまめにとる
  • 塩分と糖分を摂取する
  • 保冷剤などで定期的に体を冷やす
  • 体の異変を感じたら、日陰で横になる
筆者撮影

筆者の夏キャンプでは、凍らせたスポーツドリンクやスイカが好評でした。また、クールタオルで首を冷やすのも効果的です!

テント内は風がこもりやすいので、サーキュレーターも頼りになりますよ。

【冬】寒さとやけどに注意

筆者撮影

寒さ厳しい冬のキャンプでは、カゼを引かせないように工夫しましょう。また、低体温症ややけどにも注意が必要です。

  • 防寒着を用意する
  • 汗をかいたら着替えさせる
  • 暖房器具(薪ストーブ、ホットカーペットなど)を用意する
  • 焚き火やストーブでのやけどに注意する
  • 使い捨てカイロやゆたんぽでの低温やけどに注意する
  • テント内の乾燥に注意する

筆者は薪ストーブや石油ストーブでのやけどが怖いので、子どもが小さいうちは、電源サイトでホットカーペットとファンヒーターを使用することにしています。自宅で使用しているものを活用できるので、キャンプ初心者にもおすすめですよ!

子どもも大人も楽しいキャンプ! リスクヘッジしながら思いっきり自然体験を

筆者撮影

子どもたちとのキャンプデビューからもうすぐ3年。体調に不安を感じて予定をキャンセルしたことはありましたが、キャンプ中の大きなトラブルはありません。

小さな備えの積み重ねによって、子どもはもとより私自身も心置きなくキャンプを楽しめています!

不安があるときは無理をせず、万全の状態かつ万全の準備をしてキャンプに臨みましょうね!

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