女優の東ちづる（６１）が１６日、都内で行われた東京五輪関連の映像作品「ＭＡＺＥＫＯＺＥアイランドツアー」（２２日配信）の試写会に登場した。
東は東京五輪で、「共生社会の実現に向けて」とのテーマで制作された同作品の総合演出、キャスティングなどを担当した。東は、同作品で絵本作家ののぶみ氏（４３）を起用したが、五輪開幕直前の７月、同氏が出演を辞退する騒ぎが発生。のぶみ氏が過去に教師を〝いじめた〟などと著書でつづったことがＳＮＳ上で問題視され、自ら身を引いた。
東はのぶみ氏が出演した部分について、同作品内の「ムーサの島」というパートの「１０数人で一つの作品を作り上げるところ」だったと説明。撮影を済ませ、「編集がほぼ終わったところで炎上していると知った」と明かした。
のぶみ氏はその言動から炎上騒ぎが幾度となくあったが、教師への〝いじめ〟は「存じ上げなかった」。同氏が作詞し、育児しているママたちから批判された曲「あたしおかあさんだから」の騒ぎは知っていたという。
東は同曲の歌詞について「ノーグッドだった」とやはり否定的。育児のため母親から「自由を奪ったのを賛美する（歌詞）のはどうかと思った」が、同氏がこの騒動後に「多様性を勉強したと聞いた。また、絵本作家の仕事に戻りたいと聞いた。過ちがあっても再生できる社会が多様性だと思った」とキャスティングを決意した。
だが、７月にＳＮＳで炎上した。
「甘かった。想像以上に炎上して。彼のほうから〝作品を傷つけることになるので〟」と、辞退の申し出があった。「編集し直して、みんなで作品を作って（同氏が）映っているところは修正した」と説明した。
