北日本 来週にかけて気温の変動大きい予想 「高温に関する早期天候情報」も

 北海道は8日(日)頃から、オホーツク海高気圧からの冷たい気流により気温が急激に下がり、平年よりかなり低い日が多くなった。12日(木)には、北海道で最低気温が5℃を下回る地点が続出するなど、8月中旬とは思えないような状況となった。

 北海道は18日(水)ごろまで気温が平年より低い日があるが、その後は南から暖かい空気が流れ込みやすく、平年より高い日が多くなりそうだ。特に、22日(金)ごろからの5日間ほどは気温がかなり高くなる見込み。
 東北も、向こう2日間程度は気温が平年並みか低いが、その後は暖かい空気が流れ込みやすいため平年並みか高く、22日(金)ごろからの5日間はほどかなり高くなる可能性がある。

16日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 このため気象庁は、北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。急激な気温上昇の際は熱中症にかかりやすくなるため、屋外での活動等では飲料水や日陰を十分に確保したりするなど体調管理に注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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