気象庁は12日(木)、向こう1か月(8/14~9/13)の天候の見通しを発表した。
暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は北・東日本で高い見込み。北日本は2週目(8/21~8/27)は、気温がかなり高くなる所がありそうだ。西日本の気温は1週目(8/14~8/20)は平年よりかなり低いが、2週目(8/21~8/27)は晴れる日が多く、暑さがぶり返す可能性が高くなっている。
前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は、北日本と東・西日本日本海側で多い見込み。沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか少なく、日照時間が多くなりそうだ。
1週目(8/14~8/20)
北・東・西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。
2週目(8/21~8/27)
北・東・西日本は暖かい空気に覆われやすく、高温傾向が見込まれる。西日本は1週目より、晴れの日が多くなりそうだ。
3~4週目(8/28~9/10)
全国で平年と同様の天候が見込まれる。北・東・西日本は、暖かい空気に覆われて高温傾向となりそうだ。
北海道に「高温に関する早期天候情報」
北海道の気温は15日(日)ごろまで平年並みか平年より低い予想だが、その後は暖かい空気が流れ込み、平年より高い日が多くなりそうだ。特に、20日(金)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は北海道に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。