「メダルかじり」河村市長の給料3か月カットが波紋 〝被害者〟後藤投手を心配する声多数

河村たかし市長

〝メダルかじり騒動〟を起こした河村たかし名古屋市長(72)の「給料3か月カット」が思わぬ波紋を広げている。

河村市長は16日、東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友投手(20=トヨタ自動車)の金メダルをかじる行為などが問題となったことを受けて3か月分の給料計150万円を返上することを表明。会見では冒頭に「申し訳ございませんでした」と頭を下げ、給料カットは「過去最大の処分」と強調した。

また、表敬訪問した後藤投手に対するセクハラ発言も問題視され、市には抗議の電話などが1万3000件以上も寄せられた。河村市長は「後藤さん本人もそうだが、名古屋市民の皆さん、国民の皆さんにも大変不快な思いをさせた」と述べた。

これにはSNSユーザーも即反応。ツイッターでは「給料3カ月分ゼロ」がトレンド入りし、「河村市長」も話題のワードとして急上昇した。

河村市長の〝自戒〟には理解を示すコメントの他に「後藤選手の金メダルは元通りにならない」「選手の気持ちは一生消えません」と懐疑的な意見も。

その一方で「『それじゃない』感が。ますます後藤選手が気まずくなるじゃん」「後藤選手が心労を抱えなければいいんだけど…」「後藤選手が『自分のせいでここまで大ごとに…』とか思ってしまわないか心配」「『給与返上でなく辞職せよ』というのが多いが、そこまでやると後藤選手やトヨタ自動車にも逆の影響があると思う」と、当事者である後藤投手を心配するコメントも目立った。

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