40歳・リゴンドーの今後をメディアが心配 大凡戦でメインイベント起用は当分なし?

ただの1敗ではなかったようだ。14日のWBO世界バンタム級タイトルマッチ(カリフォリニア州カーソン)で低調なパフォーマンスに終始した同級4位ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)の今後を海外メディアが危惧している。

勝利すれば、WBAスーパー&IBF世界同級統一王者の井上尚弥(28=大橋)、WBC同級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)らとの対戦のチャンスがあった王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)との一戦。だが再び世界戦線をにぎわせるどころか、手数が極端に少なく消極的なファイトで大凡戦を演じてしまった。

米メディア「ボクシングニュース24」によると、多くのファンを落胆させたリゴンドーは「準備ができたら誰とでも、もう一回」と今後もバンタム級だけにとらわれず軽量級のトップ選手たちと対戦する意欲を口にしているという。

しかし同メディアは、年齢的にみて残り少なくなったキャリアに対し「この年齢でこんな低調なパフォーマンスをしている余裕はない」と指摘。その上で「再びタイトルを獲得するには、2~3年かかるだろう。このパフォーマンスの後では(試合を中継した米テレビ局)『ショータイム』や他のネットワークでのメインイベントに起用されるのは、しばらく先になるかもしれない」とした。

残り少ない現役人生に多大な影響を及ぼす一戦となってしまったようだ。

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