創業地の移住者増へ 横浜・栄区と三春情報センターが連携協定

連携協定を結んだ横浜市栄区の冨士田区長(右)とミックグループの春木社長=栄区役所

 不動産業を展開するミックグループの三春情報センター(横浜市港南区)は16日、創業地である同市栄区への移住者を増やすために、同区と連携協定を結んだと発表した。区内の住宅地で少子高齢化が進む中、空き家の増加といった課題の解決方法も探っていく。

 ミックは1977年に栄区の本郷台地区で創業。一戸建て住宅の分譲や仲介、リノベーション事業などを手掛けてきた。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が一気に広まり、郊外型の住宅地への関心が高まる中、7月に同区の冨士田学区長とミックの春木磨碑露社長が、協定書を取り交わした。

 今後は両者で、栄区の自然豊かな住環境をPRするホームページの作成やポスターの掲示など、魅力の発信に取り組んでいく。

 ミックの担当者は「駅から離れたエリアの住宅地へ子育て世帯を呼び込むなど、地域の活性化に役立ちたい」と話している。

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