パドレスは腰の張りで今季２回目の負傷者リスト（ＩＬ）入りしているダルビッシュ有投手（３４）ら先発陣の穴埋めとして１６日（日本時間１７日）に２０１５年ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手で、カブスから自由契約となったジェイク・アリエッタ投手（３５）との契約を発表した。１８日（同１９日）のロッキーズ戦で先発する予定だ。
アリエッタは１５年に２２勝を挙げて最多勝を獲得。１６年には１８勝をマークしてカブスの１０８年ぶり世界一に貢献。１７年にフィリーズへ移籍し、今季からカブスに復帰していた。しかし今季の成績は振るわず、２０試合に先発して５勝１１敗、防御率６・８８で１２日（同１３日）に自由契約になった。
パドレスの先発投手陣はダルビッシュのほか、今季７勝のクリス・パダック投手（２５）がＩＬ入りしていて駒不足だ。前日まで最近５試合は１勝４敗で、ワイルドカード２位の座をレッズに２・５ゲーム差と迫られている。
７月末のトレード期限直前には米メディアにサイ・ヤング賞を３回受賞しているマックス・シャーザー投手（３７＝当時ナショナルズ）の獲得目前と報じられたものの、最終的にドジャースの“横取り”を許した。今季の目標である球団初のワールドチャンピオン獲得には、先発投手陣の再整備が不可欠。ダルビッシュの早期復帰が望まれるがどうなるか。
