ノート上級モデルにNISMO登場『ニッサン・ノート オーラNISMO』2021年秋発売

 8月17日、日産自動車は今秋発売予定の新型モデル『ニッサン・ノート オーラNISMO』を発表するとともに、2021年6月に発表された『ニッサン・ノート オーラ』が同日、発売開始となったことをアナウンスした。

 ニッサン車の走りを極めるハイパフォーマンスモデルである“NISMOロードカー”のニューモデルは、今年6月に登場したニッサン・ノートの上級モデル『ノート オーラ』をベースに、NISMOの魂とこだわりを注ぎ込んだモデルだ。

 ニッサンがフランスの名門レーシングチーム、ダムスとタッグを組んで参戦しているABBフォーミュラE世界選手権からインスパイアされた、“駿足の電動シティレーサー”をコンセプトに開発された『ノート オーラNISMO』は、ニッサンのモータースポーツ活動を担うNISMOらしい新世代のデザインと、高揚感をもたらすハンドリング、そして俊敏なレスポンスと伸びのある加速などが特長に挙げられる。

 その外観では、ひと目でNISMOロードカーモデルであることが分かるレッドアクセントの“レイヤード・ダブルウイング”が採用されるなど、エネルギッシュでありながら電動車ならではの先進感が表現された、新世代のNISMOデザインが与えられた。

 また、低重心でロー・アンド・ワイドなフォルムを実現するとともに、NISMOがレースで培った空力技術をベースに、NISMO専用に最適化した空力性能を実現するデザインを採用したことで、高速走行時の操縦性が安定。より安心なドライブが可能になっている。

 新デザインのLEDフォグランプは、フロントは5灯の薄型デザインに。リヤはフォーミュラEからインスパイアされた7灯のユニークなドット状のデザインが採用された。足回りには高い空力性能を確保しつつ、ワイドリム化した17インチのアルミホイールが奢られる。ボディカラーは4色の2トーンカラーを含む全5色展開だ。

 インテリアは、高揚感を掻き立てながら走りに集中できる、ダークトーン&レッドアクセントの色調となり、専用ファブリックと合皮のコンビネーションを採用したシートに、NISMOロゴの刺繍やレッド/グレーのコンビネーションステッチをあしらうことでスポーティな室内空間を演出している。なお、メーカーオプションでは、こだわりのシート形状でクルマとの一体感を高めるRECARO製スポーツシートも用意されている。

メーカーオプションのRECARO製スポーツシート ニッサン・ノート オーラNISMO(インテリア)
ニッサン・ノート オーラNISMO(エクステリア:リヤ)

■ドライブモードに、NISMOモードが新登場

 NISMO専用本革・アルカンターラ巻ステアリングは、グリップ力の高さはもちろんレッドセンターマークとレッドステッチにより、上質さとスポーティさを兼ね備えるデザインが採用された。

 そのステアリングの奥に配置されるインパネは、NISMOロゴと赤いパワーメーターの専用カラー12.3インチのアドバンスド・ドライブアシスト・ディスプレイとなり、スポーティかつ視認性に優れた仕様となっている。

 走行面では、熟練の評価ドライバーの徹底的な走り込みによる検証やチューニングを施したうえで、さらに専用部品の開発が行われた結果、サスペンションを専用化することに加え、車体剛性配分を最適化することで、クイックかつスムースなハンドリングと高い操縦安定性が実現した。

 ドライブモードには新たにNISMOモードが追加され、第2世代のe-POWERの特徴を最大限に活かした電動車ならではの力強いレスポンスと伸びのある加速を提供する。また、従来からあるノーマルモードとECOモードについても、ドライブシーンに合わせてNISMO専用チューニングを施し、どのモードでも気持ちの良いドライビングが体感できるという。

 現役スーパーGT GT500ドライバーの松田次生が走りの楽しさに太鼓判を押す『ニッサン・ノート オーラNISMO』は、2021年秋発売予定。価格は286万9900円(税込)だ。

■松田次生 試乗インプレッション

専用カラー12.3インチのアドバンスド・ドライブアシスト・ディスプレイ ニッサン・ノート オーラNISMO(インテリア)
ニッサン・ノート オーラNISMOのインパネ回り(インテリア)
ニッサン・ノート オーラNISMO(エクステリア:フロント&サイド)
新デザインのLEDフォグランプは、5灯の薄型デザインに(フロント)
ニッサン・ノート オーラNISMOのカラーラインアップ
高い空力性能を確保しつつワイドリム化した17インチのアルミホイール
ニッサン・ノート オーラNISMO(エクステリア:リヤ)

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