【新型コロナ】17日の神奈川、11人死亡 2017人感染 横浜の2病院でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で17日、新たに11人の死亡と、10歳未満~90代の男女2017人の感染が確認された。うち感染経路不明は1414人。

 1日の新規感染者数は5日連続で2千人を超えた。

 川崎市によると、市内在住の70~90代の男女4人が死亡。宮前区の90代男性は、職員と利用者が感染し、クラスター(感染者集団)が確認されていたデイサービス施設の利用者。1日に施設内で検査を受け、2日に陽性が判明した。11日から市内の病院に入院していたが、16日に死亡した。

 茅ケ崎市によると、市内在住の90代男性は、同居家族の感染が判明したため検査を受け、陽性と診断されて医療機関に入院。中等症だったが、容体が急変し、14日に死亡した。

 県所管域では、クラスターが発生している海老名総合病院(海老名市)の入院患者で70~90代の男女6人が死亡。うち3人は他疾患で同病院に救急搬送された後に検査で陽性と判明し、他の3人は他疾患の治療のために同病院に入院していた。死因はいずれも新型コロナ感染症肺炎という。同病院の死亡者は7人となった。

 横浜市によると、市役所内の道路局で職員7人の感染が判明。市は新たなクラスターと認定した。市は同局内の職員約100人に対して検査を行っている。

 また、市は18人の感染が確認された済生会横浜市東部病院(同市鶴見区)、5人の感染が分かった横浜旭中央総合病院(同市旭区)を新たなクラスターと認定した。

 在日米海軍横須賀基地司令部は17日、同基地で13日以降新たに関係者24人の感染を確認したと発表した。同基地の17日現在の感染者数は62人。

© 株式会社神奈川新聞社