<レスリング>【2021年東京オリンピック・レビュー(1)】男子グレコローマン60kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年8月1~2日、千葉・幕張メッセ)


【男子グレコローマン60kg級・優勝】
ルイス・アルベルト・オルタ・サンチェス(Orta Sanchez, Luis Alberto=キューバ)

 (提供=UWW/撮影:Tony Rotundo)

(提供=UWW)

 1994年8月22日生まれ、26歳。8歳からレスリングを始め、2017年にU23世界選手権に出場。翌2018年にシニアのパンアメリカン選手権で優勝。同年の世界選手権(60kg級)に初出場したが、3回戦で敗れた。

 2019年世界選手権は不出場だったが(理由は不明)、2020年パンアメリカン予選で優勝してオリンピックの出場権を獲得。この大会のあと国際大会には出場しておらず、東京が約1年5ヶ月ぶりの海外のマット。2回戦で2018年世界王者・2019年世界2位のセルゲイ・エメリン(ROC=ロシア・オリンピック委員会)を破り、準決勝で2018年世界2位のビクトル・シオバヌ(モルドバ)に快勝。

 決勝で2019年世界王者の文田健一郎を破り、直近2つの世界選手権のファイナリスト全員を破っての栄冠だった。

 ■オルタ・サンチェスの話「(リオデジャネイロ大会の59kg級で優勝した)ボレロの金を守るためのプレッシャーがありました。金メダルを獲得した後、私が思ったのは生まれたばかりの娘のことだけでした。オリンピックに参加することは私の夢でした。妻と娘のためにこれをやりたかったのです」

《1回戦~決勝の成績》=result
決 勝 ○[5-1]文田健一郎(日本)
準決勝 ○[Tフォール、4;00=11-0]Ciobanu, Victor(モルドバ)
2回戦 ○[4-3]Emelin, Sergey(ROC)
1回戦 ○[5-0] Hafizov, Ildar(米国)


【表彰式】

[2]文田健一郎(日本)
[3]Walihan, Sailike(中国)
[3]Emelin, Sergey(ROC)

© 公益財団法人日本レスリング協会