宜野湾市大山の農産物直売所「ハッピーモア市場トロピカル店」で、大山の特産品である田芋（ターンム）が旧盆用に販売されている。大山田芋生産組合の生産者が丹精込めて作り150キロ分用意したが、14日から2日間の販売でほぼ完売。18日は新たに150キロ分を販売する。
田芋は子孫繁栄をもたらす縁起物として、正月や旧盆などで食される。大山は県内で一大産地として知られるが、市内で販売・提供できる店がなかった。4月頃から生産者とハッピーモア市場で調整し、旧盆前の販売にこぎ着けたという。
14日に田芋を購入した地元客の呉屋正子さん（74）は「並んでいる田芋は上等ばかり。お盆に大山の田芋は欠かせない。田楽を作って食べたい」と話した。18日は田芋を使った田楽の販売も予定しているという。
