F1日本GPの開催に向けて準備を進めていた鈴鹿サーキット「膨大な時間をかけて取り組んでいた」

 8月18日の17時に発表された2021年F1日本GPの開催中止。レースの舞台である鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは『2021 FIA F1世界選手権シリーズ Honda 日本グランプリレースの開催中止について』と題したリリース内で、開催中止に至った経緯、事前準備についてコメントしている。

 開催中止の決断としては、既報のとおり「F1日本グランプリを開催するために設定された期日までに、F1海外関係者の日本入国が確実な状況に至らなかったため」とされており、いまだに世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症による影響が大きいだろう。

 またモビリティランドは「弊社は、フォーミュラ1とともにF1日本グランプリ開催に向けて、昨年末より、海外関係者入国受入に伴う、防疫対策・輸送計画・査証申請などの準備を進めてまいりました」と続けた。

「この準備は、大きなチャレンジであり、特別な今年のF1日本グランプリを開催するために、膨大な時間をかけて取り組んでまいりました」

「この準備にあたっては、スポーツ庁などの関係省庁、三重県、鈴鹿市、国立病院機構三重病院、そして日本自動車連盟をはじめ、駐日英国大使館、管轄区域保健所、中部国際空港、関西国際空港、三重県立総合医療センター、鈴鹿中央総合病院、三重大学医学部附属病院、そして近隣ホテル等の協力企業の皆様に、多大なるご尽力を賜り、感謝申し上げます」

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