【新型コロナ】川崎市が集団接種会場増設 11月末にはワクチン2回完了へ

大規模接種会場としての運営延長が決まったNEC玉川ルネッサンスシティホール=6月7日、川崎市中原区

 新型コロナウイルスの感染者増加を受け、川崎市はワクチンの集団接種会場を増やし、大規模接種会場開設を延長するなどして接種体制を拡充する。市内の全対象者約137万人の7割に当たる約96万人に対し、11月末までに2回の接種を終えたい考えだ。

 市北部や中部に比べ南部で集団接種枠が少ないことを受け、市役所第4庁舎(川崎区宮本町)に集団接種会場を増設。週5日の午後から夜間に、1日600回接種を目指す。

 第1期(原則40.50代対象)1回目は9月1日~19日、2回目は同22日~10月10日。今月24日から予約を受け付ける。第2期(全世代対象)は10月中旬からを予定する。

 市がNEC玉川ルネッサンスシティホール(中原区)で運営する大規模接種会場の開設を10月10日まで延長する。個別接種に協力する医療機関には11月末までの接種1回あたり協力金1500円を支給する。市はかかりつけ患者以外の接種も呼び掛けていく。

 18日に会見した福田紀彦市長は「可能な限り早期にワクチン接種を完了させる必要がある。加速して取り組みを進める」と述べた。

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