【ハードヒット】佐藤光留が大仁田に異例要求「川崎の照明塔を残す運動の先頭に立て!」

大仁田(右)に異例要求した佐藤

〝変態王〟こと佐藤光留(41)が、邪道・大仁田厚(63)に異例の要求を突きつけた。

主宰するハードヒット「真夏の変態祭り」(22日、富士通スタジアム川崎)の電流爆破6人タッグデスマッチでは、佐藤が刺客として送り込む関根シュレック秀樹、和田拓也、田馬場貴裕の3人が、大仁田、ヨシタツ、佐野直組と対戦する。

ビッグマッチを前に、いつになく神妙な表情の佐藤は「まず最初に旧川崎球場、つまり現在の富士通スタジアム川崎の照明について語らせてください」と切り出し、現在持ち上がっている〝照明塔問題〟についての説明を始めた。

旧川崎球場時代に使用された照明塔6基のうち、3基が現在も使用されている。だが耐震性などの問題から、行政側が撤去する準備を進めているという。

高さ39メートルの照明塔は1954年に設置され、61年に改修されたもの。佐藤は「力道山、そして大仁田厚を照らした照明が壊されようとしているんです。プロレスファンの方には、まずその現状を知ってほしい。そして力を貸してほしい。最後にあの照明に照らされたのが佐藤光留という歴史に泥を塗ることだけは避けたいんです!」と訴える。

そこで佐藤は「うちらが大仁田厚に勝ったら、照明塔を残す運動の先頭に立ってもらう。電流爆破マイクを持って毎日、川崎駅前、そして富士通スタジアム川崎の前で演説をしてもらいます」と求めた。

邪道にとっては一方的に条件を突きつけられた格好だが、旧川崎球場はかつてFMWの〝聖地〟だった場所。決して無視できない問題ではあるが…。

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