【新型コロナ】横浜市の専用病床稼働率 過去最高の83% 2週間で急上昇 林市長「大変深刻な状況」

 横浜市は18日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、コロナ患者用に確保している病床の稼働率が同日午前10時時点で過去最高の83.3%となったことを明らかにした。

 市によると、8月1日~18日の感染者数は累計で1万3100人に上り、昨年1年間の累計感染者数1万157人を大幅に上回った。そのため、4日に58.7%と発表したコロナ病床の稼働率は、わずか2週間で24.6ポイント上昇した。

 市は感染症・医療調整本部「Y─CERT」内に特別対策チームを編成して入院、転院の調整に当たっている。林文子市長は18日、「入院患者数や救急搬送件数の急増は市の医療提供体制に重大な支障を与える大変深刻な状況。これ以上の感染拡大を何としても食い止めなければならない」とのコメントを出した。

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