【新型コロナ】18日の川崎 自宅療養の40代男性ら2人死亡、627人感染

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は18日、男性2人が死亡し、新たに10歳未満~80代の男女627人の感染が確認されたと発表した。うち484人が感染経路不明。市発表の死亡者は累計202人、感染者は2万7735人となった。

 市によると、亡くなった40代男性は川崎区在住で、3日に発熱や倦怠(けんたい)感、せきの症状があり、4日に市内の病院で陽性が判明、軽症で自宅療養していた。14日午後5時ごろ、物音に気付いた妻や両親が倒れている男性を発見。救急搬送されたが、同7時ごろに新型コロナによる死亡が確認された。

 市によると、男性は自宅療養中、県が安否を確認する自動電話(AIコール)に無反応で、市保健所の電話にも応じていなかった。代わりに電話応対した妻によると、14日朝も「普段通りで元気だった」という。男性は糖尿病の基礎疾患があり、ワクチン未接種だった。

 一方、死亡した50代男性は高津区在住で、4日に発熱、市内の病院で陽性が判明した。中等症で入院し、17日に死亡が確認された。ワクチン未接種で、糖尿病の基礎疾患があった。

 新たに確認された感染者の年代は20代が175人で最多、30代が127人、40代が96人、50代が92人、10代が70人、10歳未満が31人、60代が19人、70代が10人、80代が7人だった。

 居住地別では川崎区186人、中原区62人、宮前区51人、幸区44人、多摩区43人、麻生区42人、高津区38人、横浜市103人、藤沢市18人、大和市4人、相模原・茅ケ崎市、寒川町が各2人、横須賀・厚木・座間・小田原・鎌倉市が各1人、東京都内19人、千葉県4人、埼玉・長野県が各1人だった。

 感染経路が分かっている人のうち、家庭内感染は112人、陽性者との接触は31人だった。

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