【JRA】桜花賞18着のメイケイエールが平地調教再審査に合格 武豊とのコンビでキーンランドCへ

武豊が騎乗し平地調教再審査に合格したメイケイエール

今年の桜花賞で3番人気に支持されたものの、気性の難しさを露呈し18着に沈んだメイケイエール(牝3・武英)が19日、平地調教再審査に合格した。

レース中にハミ受け不良となり、平地調教再審査を課せられていたが、19日の札幌で武豊が騎乗し試験に無事合格。次週29日のGⅢキーンランドC(レースの鞍上も武豊)に出走できる運びとなった。

管理する武英調教師は「15秒で入り、途中13秒台でラスト12秒台の調教ができた。7040秒の(JRA側から)指示された時計通りで、さすが豊さんですね。牧場でも一生懸命やってくれたし、ジョッキーも抑えが効いていたと言ってくれた。本質的には短い距離がいい馬だし、体も470~80キロで短距離馬らしい体つきに近づいている。抜かれるとムキになるようなところもおさまって精神面での成長を感じる。レースにいってどこかでかかるだろけど、古馬との競馬だしそれが少しでも遅くなってくれれば」とコメントした。

同馬にまたがった武豊は「久々に乗ったけど、もともと(気性の)悪い馬じゃないし、いいいテンションでいい調教ができた。指示通りの時計で動けたし、さすがのフットワークだったね。制御しやすい1200メートルの方がレースもしやすいんじゃないかな」と感触を語った。

「馬場に入る前の地下道で、ジョッキーに『小倉2週目でデビューして丁度1年だね』と言われた。スタッフでもないのにデビューの日まで覚えていてもらってレースの前からもう心をつかまれています」と武英調教師は鞍上の対応に笑顔を見せた。

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