師匠・吉幾三から意外なダメ出しも! 真田ナオキ希少なオリジナル&フルアルバム発売 

配信ライブを行った真田ナオキ

昨年の「第62回日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞した演歌歌手真田ナオキ(31)が18日、初のオリジナルアルバム「真田ナオキの世界」発売を記念した配信ライブを都内で行った。

アルバムには、昨年ヒットした「恵比寿」をはじめ、新譜9曲を加えた全12曲を収録。ライブでは、アルバムのリード曲「ひとりぼっち」など収録曲のほか、世良公則の「あんたのバラード」などカバー曲も披露した。ステージでマイクパフォーマンスを決めた真田は「世良さんの動画サイトを見まくって、参考にさせていただきました」とテレ笑いを浮かべた。

小学生のころ野球少年だった真田は、大のヤクルトファン。東京五輪ではヤクルトから山田哲人内野手、村上宗隆内野手が侍ジャパンに選出されただけに、注目して見ていたという。

「金メダルを取ったときには発狂と涙。大声で叫んじゃいました。翌日、マンションには『騒音に気を付けて』の張り紙があった」

侍ジャパンの活躍に「勇気をもらった」という真田は、自身も「1人でも多くの人にエールを送れるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

アルバムの収録曲は、すべて師匠の吉幾三が作曲。吉は毎回のようにレコーディングにも立ち会ったという。真田は「師匠はあまりうるさいことは言わない。でも、女の心を歌う歌の時には『まだまだ経験が足りねえな』と言われた」と明かした。

最近では、ベストアルバムではなくオリジナルのフルアルバムを出せる演歌歌手はあまりいない。音楽関係者は「最優秀新人賞を取ったように、しっかりファンが付いてきている。コロナ禍でキャンペーンなど、対面販売ができなくても、セカンドシングルの『本気で惚れた』も売れている。だからこそフルアルバムにも挑戦できたのでしょう」と語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社