韓国のペットフード10製品から重金属検出 飼い主ら切実「製品名を教えろ」「公開しろ」「死なせろと?」

韓国政府がオンラインで販売されているペットフード81製品を回収・検査(5〜7月)した結果、重金属基準などに違反した企業が大量に摘発された。

参考記事:韓国の伝統ミソから発がん性物質検出・リコール 「処罰が甘いからこうなる」ネット民

韓国の国立農産物品質管理院(NAQS)は最近、ペット飼育世帯やオンラインを通じた飼料購入の増加などを考慮し、オンラインで販売されているペットフード81の製品について有害物質の基準および表示の遵守状況を点検した。その結果、8社の10製品について違反を摘発したと発表した。

NAQSが22カ所のオンラインストア・81ドッグフード製品を回収し、「飼料管理法上」の有害物質の基準と表示の遵守を確認したところ、8社(10製品)で「飼料管理法」に違反したことが分かった。

image

このうち1つの製品が重金属許容基準を超えており、3つの製品が「無保存剤」表示を違反し「保存剤(ソルビン酸)」が検出された。

6つの製品は、飼料の名称および型、原料の名称、製造年月などで、包装紙に義務表示事項の一部の項目が見つからないか、誤って表示していた。

NAQSは今回摘発された8つの会社(10製品)を自治体に通知し、自治体は飼料管理法に基づいて行政処分等に関する措置を進める予定である。

NAQSのイ・ジュミョン院長は、「ペット飼育世帯と飼料の購の増加などを考慮して、オフラインだけでなく、オンラインで販売されている飼料製品についても品質と安全性の管理を継続して強化していく計画」とし、「飼料を製造・輸入及び流通・販売する企業も安全基準違反と虚偽・誇張表示で摘発・処罰されることがないように飼料管理法で定められた基準を遵守してほしい」と頼んだ。

この発表を受け韓国のネット掲示板では、

「どこの商品か掲載してくれると助かるんだけど」
「製品名とブランド名を教えてくれ」
「とにかくブランド名を教えろ」
「製品名を知らせてくれないと、はぁ…仕事やる気あるのか?」
「どのブランドから知らせることで、避けられるのに…」
「どこの製品か知らせずに食べさせて死なせろということか?」
「(製品名を)公開しろ!消費者には知る権利がある」

など、ペットの飼い主と思しきユーザー達からの切実なコメントが多く確認される。NAQSの発表には具体的な製品名やブランド名は伏せられた。

参考記事:韓国が「ロボット搾乳機」を国産化 外国産の60%価格

参考記事:韓国薬品当局「医療用具販売サイト442件を摘発」「細菌感染など最新の注意が必要」

参考記事:韓国経済紙「Kラーメンのブランド地位墜落の危機」「世界3位目前の農心にはブレーキ」

© 合同会社WTS研究所