先発返り咲き狙う阪神・藤浪「初回2失点」に虎党は失望のタメ息

阪神・藤浪

もう、どないしたらええんや…。阪神・藤浪晋太郎投手(27)が19日のDeNA戦(東京ドーム)に先発登板するも、初回に3安打を集中され2失点。先発ローテ返り咲きへ向けた重要な一戦で、出だしからつまずいてしまった。

150キロ台を常時マークする直球が簡単に打ち返される、暴投で不必要に走者を進めてしまう、勝負どころでストライクゾーンに球が入らない。ここ数年の藤浪の苦悩が凝縮されたかのような立ち上がりだった。

先頭・桑原に初球のストレートを右前へ弾き返され出塁を許すと暴投で二進を許し、あっという間に無死二塁。続く森と佐野に連続適時打を浴び2点を失う最悪の出だしとなってしまった。

この回だけで30球を費やした背番号19。押せ押せムードに沸く一塁側のベイ党とは裏腹に、虎党の陣取る三塁側席は失望のタメ息が満ちあふれた。

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