千葉真一さんを撮影 写真家・鯨井康雄氏が〝究極の一枚〟を明かす

写真家の鯨井康雄氏が2019年に千葉真一さんの広告写真を撮影した

俳優の千葉真一さんが19日午後5時26分、新型コロナウイルスによる肺炎のため千葉県の病院で死去した。82歳。

写真家でユーチューバーの鯨井康雄氏は2019年、千葉さんの広告写真を撮影した。

鯨井氏は「ご冥福をお祈りします。日本を代表する映画俳優でいらっしゃるので、写真へのこだわりも強く、撮影させていただく中で、いろいろ勉強させていただきました。アクションスターの千葉さんは、写真を撮る時にも動いていらした
ので、最高の一瞬を追いかける撮影は感動の連続でした」と語る。

写真撮影の場合、多くの俳優はカメラマンの言う通りのポーズをとるが、千葉さんは人一倍のこだわりがあったという。

「光と影で魅せることにも長けていらっしゃいました。最初、通常の広告写真の明るさで撮影していたら、『違うんだよ。もっと暗くして』とご意見をいただき、遮光していく中で、光と影の芸術を2人で作り上げることができました。千葉さんの感性際立つ素晴らしい作品になりました」と鯨井氏は振り返った。

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