またもアピールならず… 阪神・藤浪のイメチェンは人相学的に〝不吉〟!?

ファンには好評のアゴヒゲだが…

阪神・藤浪晋太郎投手(27)が19日のDeNA戦(東京ドーム)に先発登板するも5回途中を8安打3四球4失点でKO。ローテ返り咲きへ向けラストチャンスとみられたアピールの場でも結果を残すことはできなかった。長らく完全復活を嘱望されながら、長いトンネルから抜け出すことができない背番号19だが、一本のカミソリが〝開運〟のチャンスにつながるかもしれない。

直球は最速159キロをマーク。だが長年の課題だった制球がこの日も安定せず、テンポの悪さに直結した。2―2と同点に追いついた直後の5回には、オースティンへの四球をきっかけに二死二、三塁とされると柴田に決勝の2点適時二塁打を献上。阪神ベンチはここで藤浪の降板を決断した。

結果、内容ともに低調だったこの日の藤浪の投球について問われた矢野監督も「チームを勝たせるためには内容的にはもう少し上げないと。ウチにリズムが来るっていう形にはならなかった」と渋い表情。今後の起用方針については明言しなかったが、ベンチからの信頼を勝ち取ることは、またもできなかった。

心機一転という思いもあったのだろう。先発再転向を矢野監督が明言した直後の7月下旬ごろから、藤浪はアゴにヒゲをたくわえ始めた。ワイルドな風貌へのイメチェンは野球ファンからもおおむね好評だが、人相学的な観点から見るとそのアゴヒゲはそり落とした方がいいという。

東京、神奈川を拠点に人相学者として活動する二見青龍氏(44)は本紙の取材に対し「昔から隠者、僧侶など『世俗』から離れる人間は頭をそり、ヒゲを伸ばすことが多い。プロ野球界という表のまぶしい道をまっすぐに進むのならそった方がいいでしょう。物事に対して斜に構えるようになりがちですし、ヒゲが喉までかかるようになると『食べるに困る』という意味も出てきます」と見解を示す。

さらに二見氏は「チームの中心からは距離をとりつつも『自分はここにいるぞ』という反骨精神も感じられますが、自身の立ち位置や成績に対して思うところがなくなればヒゲは自然にそるようになるのでしょうか。人相学的には藤浪選手は『自身の価値観が強く神経質』の顔。やるべきことをしたら後は気にしないと達観して野球の道を進んでいけば楽になるのでは」と右腕へアドバイスを送る。

〝隠者〟となった藤浪を見たいという虎党は一人もいないだろう。背番号19が真の意味で日の当たる場所へ戻ってくる時を今は待ちたい。

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