中日貧打が影響か…広島に勝ち越しも地元視聴率低迷に中継局ガックリ

貧打に悩まされる与田監督

竜打線爆発はいつになるのか。中日は19日の広島戦(バンテリン)に1ー3で敗れ、カープ3タテに失敗。与田監督は「(スタメン落ちの高橋)周平に限らず、調子の悪い選手は調子をよくしてもらいたい」とナインの奮起を促した。

17、18日とも3―0でカープに連勝した中日だが、実はドラゴンズ勝利にも関わらず地元のテレビ中継視聴率は17日が7・0%、18日が7・1%(数字は名古屋地区、ビデオリサーチ調べ)と低調だった。

中日も広島も打線低調で2試合とも試合がサクサク進む貧打戦。試合開始が午後5時45分だったこともあって、いずれの試合も午後8時10分過ぎに終了した。そのため初戦を中継した東海テレビでは解説者の山本昌氏と山崎武司氏の対談VTR、2戦目を中継したCBCテレビも解説者の川上憲伸氏と井端弘和氏の対談VTRをゲーム終了後に放送。「(視聴率が伸びなかったのは)試合が早く終わった影響もあると思います」(地元テレビ関係者)とこの展開にはガックリだった。

後半戦6試合を戦った中日だが、まだ2桁安打はなく、すべて3得点以下のゲームばかり。貧打は相変わらずで勝ち試合でも得点シーンに沸くことは多くない。「8―7ぐらいの打ち合いでドラゴンズが勝ってくれるのが1番うれしいのですが」(地元テレビ関係者)という試合が増えれば名古屋のファンももっと熱くなれるのだが…。

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