香港政府が韓国で発行するワクチン接種の証明書を認めないことが分かった。日本や米国のものは認める。
香港大韓民国総領事館は、「香港政府がコロナワクチンの接種証明書の認定基準を強化すると発表した」とし、「強化された規定に基づいて20日0時から韓国で発行されたワクチン接種の証明書は認められない」と明らかにした。
参考記事:米NYTが批判記事「韓国のワクチン予約、BTSのチケット入手より難しい」
観光客など、香港に居住していない者は、韓国でワクチンを接種しても、入国のためには必ずビザを取得しなければならないという。ビザを所持していないと入国が禁止される。入国後も3週間、香港政府が指定したホテルで隔離を経なければならない。
香港政府は、コロナデルタ変化を遮断するために20日から入国制限措置を強化しており、香港、中国、マカオと世界保健機関(WHO)が認定する先進規制機関の国36カ国で発行されたコロナウイルス接種証明書のみ認めることにした。
WHOが認める先進規制機関国は、オーストラリア、オーストリア、カナダ、ドイツ、日本、スイス、米国、ノルウェーなどである。選定基準は、製薬関連の国家能力などでワクチン接種率などは大きな関係はない。
これを反映するように、香港政府は、今回の強化措置により、高リスク国15カ国を新たに分類したが、ここに韓国は含まれなかった。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「韓国に香港から入国する香港人にも同じ基準を適用しろ。わが国民だけ不利益をみる…」
「中国には文句を言えない。日本に言われた二度と負けないと垂れ幕を掲げる」
「香港はもはや中国に属しており、中国によくしても属国扱いされる…」
「我が国も入国隔離と制限を強化しろ!」
「我々はなぜ中国のワクチンを認定してやるのか…」
など、反発のコメントが数多く投稿されている。
参考記事:文大統領「大韓民国をグローバルワクチンハブ国家に」 国家戦略技術分野に指定