【テニス】大坂なおみ3回戦で逆転負け 連覇狙う全米OPへメンタル立て直しなるか

大坂なおみ(ロイター=USA TODAY Sports)

女子テニスの世界ランキング2位・大坂なおみ(23=日清食品)は19日(日本時間20日)、ウェスタン&サザンオープン(米シンシナティ)シングルス3回戦で同76位のジル・タイヒマン(スイス)に6―3、3―6、3―6で逆転負けを喫し、準々決勝進出を逃した。

第1セットは幸先よく奪ったが、大事な場面でのダブルフォールトが響いた第2セットは失ってしまう。ファイナルセットはブレークして先手を取ったが、またもサーブが乱れてブレークバックを許す。このセットだけで計5つのダブルフォールを喫して自滅。連覇を狙う全米オープン(8月30日開幕、ニューヨーク)を前にいい流れをつくれなかった。

大坂は5月の全仏オープンで「メンタルヘルス」を理由に記者会見を拒否して大会を棄権。復帰戦となった東京五輪では聖火リレー最終ランナーを務めたが、今大会の公式会見(16日)では取材対応に関する海外記者の質問に涙を見せた。最も思い入れある4大大会に向け、メンタルの立て直しが必要となる。

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