女子テニスで握手スルー騒動 一触即発で禁句用語飛び出しも

ダヤナ・ヤストレムスカ(ロイター=USA TODAY Sports)

女子テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープン(米シンシナティ)で、感情的になった選手が握手をスルーし、ダーティーワードが飛び出す事態が発生した。

1回戦のダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)とケイティ・マクナリー(米国)の一戦。マクナリーに対する地元の大声援のなか、ヤストレムが7―6、7―6の熱戦を制し、勝利した。

しかし試合後、相手への声援がよほど腹に据えかねたのか、ヤストレムスカは観客を挑発するように、両手を上げもっともっとのサイン。そして、怒りのオーラを漂わせながらずんずん歩きコート中央に戻ると、マクナリーとの握手をスルー。自分のベンチに戻ってしまった。目の前を通り過ぎられたマクナリーはあんぐり。怒りの表情で審判を見た。

さすがにまずいと思ったのか、ヤストレムスカはラケットをバッグにしまった後戻り、握手しなおした。非礼を受けたマクナリーは自陣に戻る際、独り言のように怒りをぶちまけたが、このつぶやきが口の動きから「あばずれ」を意味するBから始まる禁句用語。「B×××tって言ってる」と、ネット上で話題になっている。

独「スポーツ1」など海外メディアも、禁句用語が飛び出た騒動を報道。まさに仁義なき戦いだ。

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