【夏の甲子園】前日ノーゲームの近江が〝仕切り直し〟で快勝 多賀監督「非常に思い通りの試合」 

甲子園球場

近江(滋賀)が仕切り直しの一戦で快勝した。第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)の第7日目(20日)第1試合で日大東北(福島)に8―2で勝利。前日19日に5回途中降雨ノーゲームとなった相手に決着をつけ、3年ぶりの甲子園白星を挙げた。

2回に6番・島滝(3年)がバックスクリーンに2ランを叩き込んで加点。スタメンマスクも被って投手陣を好リードした扇の要はバットでも3安打4打点と大活躍だった。

投げては前日に続き先発した山田(2年)が5回を2失点。6回から登板の岩佐(3年)が4回を1安打無失点に抑え、最後までリードを守り切った。

この日も降雨により、約1時間遅れでプレーボールとなっていた。試合後の多賀章仁監督は「そういう中でも先発の山田が勝ちにこだわり、打たせて取るピッチングをしてくれた。一発の出た島崎は配球面でも良かった。非常に思い通りの試合に入れたかなと思う」とバッテリー陣を称えた。

近江の勝利によって大会史上初めて近畿6府県の代表校が初戦突破を果たした。

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