【夏の甲子園】二松学舎大付が16強 左腕エース・秋山が9K4安打完封「ピンチで気持ち入る」

力投する二松学舎大付・秋山正雲

エースの力投が光った。第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)の7日目(20日)第2試合で二松学舎大付(東東京)が西日本短大付(福岡)を2―0で破り、16強入り。背番号1の左腕・秋山(3年)が4安打4四球、9奪三振でシャットアウトし、チームを3年ぶりの夏白星へと導いた。

5回まで四球を重ねながらも無安打投球。6回に初安打を許して以降、得点圏に走者を進める場面もあったが、ギアを引き上げでスコアボードにゼロを並べた。

試合後の市原勝人監督は「相手の(西日本短大の)大嶋君も好投手なので最後まで我慢比べだと思っていた。秋山の踏ん張りが大きい。予選もそうだったが、彼が抑えればこっちに流れが来る」と投手戦を制したエースの力投を称えた。

秋山も「先制点を取られてはいけないと自分に言い聞かせていた。先制点を取られず抑えることができて良かった。ピンチの中でも気持ちが入るのは自分の中でエースとしての自覚があるからだと思う」とコメント。最後まで頼もしい言葉を並べていた。

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