永田裕志 大学の先輩・千葉真一さんを追悼「優しい言葉で接してくれて、いたく感動した」

永田裕志

新日本プロレスのミスターこと永田裕志(53)が、19日に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した俳優の千葉真一さん(享年82)を追悼した。

千葉さんは日体大体操部に在籍したことがあり、同大レスリング部出身の永田にとって大学の大先輩にあたる。初対面は今から7~8年前のこと。都内ホテルの喫茶店で、大学の先輩から紹介されたのが千葉さんだった。

「なんてごあいさつしたらいいか分からなくて、ひたすら『新日本プロレスの永田裕志です』って自己紹介したよ。『それはそれは』って言ってくれてね。紳士というか、偉ぶることなく優しい言葉で接してくれて、いたく感動したのを覚えてる」と振り返る。

また、2016年のリオ五輪前には、母校の壮行会パーティーで再び同席する機会に恵まれた。「敬語を使ってもらって、こっちが申し訳なく思った。ただ俺のこと覚えてなかったみたいで『はじめまして』って言われて…。千葉さんは大学を中退されたみたいだけど、昔からいる先生と話されていたし、大学のOBという感じだったよ」

その後もアントニオ猪木氏、藤原喜明らが参加した会合でも会うことがあり、優しく声をかけてもらったことが忘れられないという。

永田は「かっこいい方だったなあ。アクションスターの先駆けのような存在だったし。心よりお悔やみ申し上げます」と故人をしのんだ。

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