旧猿橋小で「思い出展」 懐かしの品々集め 閉校後に初めて 妙高市

 2002年に閉校した妙高市の旧猿橋小で15日、思い出の品々が展示され、卒業生らが訪れた。

 耐震基準を満たしている旧校舎を活用して活性化を図りたいと、地元のNPO法人みずほっとが主催した。旧猿橋小学校区(瑞穂地区)の住民を対象に初めて行った。

旧校舎理科室での展示

 校内で保管されている校旗、児童の作品、賞状、写真などを理科室に集めて展示。校歌や学校行事の映像を流した。

玄関付近に設置された「希望の像」。女子ミニバス部の県大会出場を記念して作られたという

 卒業以来初めて校舎に入ったという石橋善行さん(41)は「こういう機会があって良かった。覚えているものもあって懐かしかった」と話した。

 みずほっと副理事長で、企画部会長を務めている飯吉守さん(72)は廃校を活用した取り組みについて、「少しずつ実績を積み重ねていきたい」と話していた。

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