WBO王者・中谷潤人 9・10初防衛戦へ渡米「左ストレートで倒せる形に持っていけたら」

決戦に向け渡米した中谷(WOWOW提供)

WBO世界フライ級王者・中谷潤人(23=M・T)が同級1位のアンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)との初防衛戦(9月10日、米アリゾナ州ツーソン)に向けて意気込みを語った。

20日に渡米前に取材に応じ「(米国での試合に)わくわくしながらいる気持ちです。試合内容としては、しっかり勝つのは大前提ですけど、その中でやっぱりKOっていう場面をお見せできたらなと意識はしているので、ノックアウトするシーンをお見せできればなと思っています」と語った。

昨年11月の戴冠し、今年5月に日本でアコスタとの指名試合が予定されていたが、新型コロナウイルス禍で延期に。約10か月ぶりの試合となるが「左ストレートで倒せる形に持っていけたらなというふうに思っています」と、22勝のうち21KOと強打を誇る挑戦者を撃破する準備は万端だ。

さらにその後についても語り「フライ級もだんだんキツくはなっているんですけど、しっかりフライ級で名前を売っていくっていうところでは統一戦だったり。統一戦が難しければ、しっかり強い選手を相手に防衛して勝っていく、というところがフライ級での目標」とした。そのためにもV1戦を確実にクリアする。

なおこの試合の模様は、9月11日の午前10時からWOWOWプライムで生中継される。

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