高校生、街づくりに挑戦 「より良い川崎」へ、市が参加者募集

オンラインで開催される「ヒラメキLab」

 川崎を舞台に、高校生が地域や社会づくりに挑戦する「川崎ワカモノ未来PROJECT2021」が、今月から始まる。プロジェクトは川崎市主催で2016年度から毎年行われ、地元産野菜の啓発活動やドキュメンタリー映像の作成など、多彩な活動が誕生した。初回は8月28日のキックオフイベントで、現在、地域づくりに興味がある高校生の参加を募っている。

 本年度で6回目となるプロジェクト。14年12月の市議会で、吉沢章子市議(無所属)が、市政に高校生の意見を反映する仕組みを福田紀彦市長に提案したことを契機に始まった。

 活動は、キックオフイベント「ヒラメキLab」で参加者が「川崎市をより良くするアイデア」を出し合うことから開始。12月18日の成果発表会までの約4カ月間、プロジェクトを経験した大学生や地域の大人たちの支援を受けながら実現に向けて行動する。期間中には、地域の大人らとプロジェクトの相談ができる「カワプロカフェ」も開かれる。

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