大雨被害の被災地で復旧作業本格化 広島

大雨被害にあった被災地では土砂や災害廃棄物などの後かたづけに追われています。

佐藤弥生記者

「土砂崩れの発生から1週間がたちました。この高さまで土砂に埋まっていたことがうかがえますが、いまは作業が進み道路の表面が見えるようになりました。」

大量の濁流と土砂が押し寄せた西区田方では、朝から重機などを使って土砂の撤去作業が行われていました。

現場には、地盤工学や砂防学の専門家が土砂崩れが起きた山についてどれくらいの土砂がどの範囲に流れ出たかなど土砂崩れの状況を調査していました。

広島工業大学環境土木工学科森脇武夫 教授

「まだ上の方に土砂が渓流にたい積しているので、もっと大きな強い雨が降ればそれが流れ出る恐れは十分にある。」

一方、安芸高田市の被災地では、約50人のボランティアが住宅に流れ込んだ土砂などを取り除く作業を手伝っていました。

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