マリナーズ大敗 菊池が3回途中7失点KOで今季7敗目

【マリナーズ3-12アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

逆転でのポストシーズン進出に向けて1つでも多くの勝ち星を積み重ねたいマリナーズだったが、地区首位のアストロズを相手に菊池雄星が大炎上。3本塁打を浴びるなど、3回途中まで72球、被安打7、奪三振2、与四球3、失点7という不甲斐ないピッチングで今季7敗目(7勝)を喫し、防御率も4.22へと悪化した。菊池をノックアウトしたアストロズは12対3で大勝。先発のランス・マカラーズJr.は6回5安打2失点で今季10勝目(4敗)をマークした。

初回にカルロス・コレアのタイムリー三塁打などで2点を先制したアストロズは、2回裏にジェイク・マイヤーズが3号2ランを放ち、4点をリード。3回裏には無死1塁からヨーダン・アルバレスの23号2ラン、ユリ・グリエルの13号ソロと二者連続アーチが飛び出し、その後も二死1・2塁のチャンスを作って菊池を降板に追い込んだ。アストロズはマーティン・マルドナードの9号ソロなどで追加点を奪い、マリナーズは2本のアーチで3点を返すのが精一杯。マリナーズにとっては地区首位との実力差を見せつけられる一戦となった。

4月下旬から7月上旬にかけての11先発で9度のクオリティ・スタートを含む6勝2敗、防御率2.33の好成績を残し、チームの代表として自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした菊池だったが、それ以降の8先発でクオリティ・スタートはわずか2度。7失点は日本時間7月18日のエンゼルス戦と並ぶ今季ワーストタイ、2回2/3での降板は今季最短であり、今季6勝目をマークした時点で3.18だった防御率は4.22まで悪化してしまった。逆転でのポストシーズン進出のためには菊池の活躍が必要不可欠。一刻も早い復調が望まれる。

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