〈直江津全力取材〉ヒツジ小屋建設プロジェクト進行中 上越市立直江津南小 保護者、教職員ら作業2学期に完成へ

 上越市立直江津南小(平間えり子校長、児童281人)の1年生が飼育予定のヒツジ小屋が夏休み期間中、保護者や教職員らにより同校中庭で作られている。名付けて「ヒツジ小屋建設プロジェクト」。2学期の完成、披露に向け作業は現在進行中だ。

ヒツジ小屋の扉部分に防腐剤を塗る作業。1年生担任らが携わった(20日、上越市立直江津南小)

 同校では1年生の生活科学習の一環としてこれまでも動物を飼育しており、中庭に飼育小屋があった。しかし昨冬の記録的な大雪の際に体育館の屋根から落ちた大量の雪に覆われて倒壊。雪解け後に撤去された。

 それでも1年生からは動物と触れ合い、仲良くしたいという希望が強く、小屋の再建計画が固まった。建築業の保護者から設計図を引いてもらい、夏休みに入り本格的な作業を開始。1年生担任の丸山裕美講師と北野由香教諭は子どもたちの気持ちと、保護者や教職員たちの協力があったという。

 地面を掘り、測量しながら基礎を築き、これまでに小屋の構造部分と屋根が出来上がった。今後は、1年生49人が合板(30センチ×50センチ)にそれぞれ絵を描き、壁部分に張るなどして完成させる予定。

 同校は27日の始業式で2学期が始まり、小屋の完成を待ってヒツジを迎える入学式を行うという。

© 株式会社上越タイムス社