日本フェンシング協会は21日、都内で理事会を開催し、報奨金について言及した。
東京五輪では、男子エペ団体が決勝でロシアオリンピック委員会(ROC)を45―36で破り、日本史上初の金メダルを獲得。主将の見延和靖(ネクサス)、山田優(自衛隊)、宇山賢(三菱電機)、加納虹輝(JAL)が抱き合って「やったー!」と喜びを噛みしめていた。
理事会内では、報奨金として男子エペ団体の4人に計500万円を支給すると決定。基本的には4人で均等に分け合う形になるという。さらなる上積みについて、担当者は「努力ベースであり、検討はこれからだが、プラスアルファの積み増しができるように、何か手がないかを協会内で検討していきたい」と説明した。
その上で「過去の例でいくと、スポンサーの方から報奨金などでお祝いをしたいとのお声をいただいたことがあると聞いている。例えば、スポンサーの方々と可能性ベースでお話をしたりとか、協会の財源の中でこれ以上は難しいというところまで検証したい」との考えを示した。