【車いすテニス】国枝慎吾に世界が注目 「日本の障がい者にとって大きな変化をもたらす」

国枝慎吾

東京パラリンピックの車いすテニス男子代表・国枝慎吾(37=ユニクロ)が海外メディアからも注目を浴びている。

2004年アテネパラリンピック以降、5大会連続の大舞台となる国枝は、08年北京パラリンピック、12年ロンドンパラリンピックのシングルスで2連覇を達成。近年は手術をした右肘の痛みに悩まされた時期もあったが、自国開催の大一番に世界ランキング1位で挑む。

そんな中、英放送局「BBC」は東京パラリンピックで活躍が期待される8選手をピックアップ。日本人選手としては唯一、国枝が取り上げられ「国枝選手が母国で活躍することは、日本の障がい者にとって大きな変化をもたらすでしょう」と報じた。

その上で、四大大会での輝かしい実績を紹介。「昨年の全米オープンでは7回目の優勝を果たし、グランドスラム通算45回の制覇は、名選手エスター・フェルゲア(オランダ)の記録を更新しました」と伝えた。

国枝はかねて「金メダル獲得」を目標に掲げており、17日に行われた日本選手団の結団式では「こういう状況なので、選手同士が接する機会も少ない。まずは自分のプレーで日本チームを引っ張っていければ」と決意を述べていた。

日本だけでなく、海外からも熱視線を送られるレジェンドは、いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

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