【新型コロナ】21日の神奈川、9人死亡2705人感染 9日連続2千人超

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で21日、新たに9人の死亡と、10歳未満~90代の男女2705人の感染が確認された。うち1852人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者数が2千人を超えたのは9日連続。

 横浜市は、50代男性と80代女性、100歳代女性の3人が死亡したと発表。50代男性は県の宿泊療養施設で療養中に死亡した。80代女性と100歳代女性はそれぞれクラスター(感染者集団)が発生していた有料老人ホームとデイサービスの利用者で、100歳代の女性は基礎疾患があった。

 川崎市は、70代男性の死亡を発表。6月から市内の病院に別の病気で入院しており、8月14日に陽性が判明し、18日に亡くなった。

 県は厚木市の70代男性と海老名市の60代男性、80代女性の3人が死亡したと発表した。70代男性は18日に自宅で倒れているのを同居人が発見し、県内の医療機関に救急搬送された。同医療機関で陽性が判明し、同日死亡した。死因は不明。60代男性と80代女性は、クラスターが発生している海老名総合病院(海老名市)の入院患者。男性は13日に発熱の症状があり、同日陽性が判明。17日にコロナによる肺炎で死亡した。女性は14日に発熱の症状があり、同日陽性が判明。17日に他の疾患により死亡した。

 相模原市では市内在住の80代男性の死亡を確認。19日に陽性が判明し、中等症と診断されて市内医療機関に入院したが、同日亡くなった。基礎疾患があった。

 横須賀市は川崎市在住の40代男性が死亡したと発表した。16日に亡くなり、死因は新型コロナウイルス感染症だった。

 横浜市内では、認可保育園で新たなクラスターが発生。職員2人、園児6人の陽性が判明し、現在休園している。

© 株式会社神奈川新聞社