第3戦鈴鹿に代役出場の埼玉トヨペットGB GR Supra GTの番場琢がルーキーテストに合格

 8月21日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、鈴鹿サーキットで開催されている第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の公式練習中に行われたルーキーテストの結果、埼玉トヨペットGB GR Supra GTの番場琢が合格したと発表した。

 スーパーGTでは、スポーティングレギュレーションの第4条 競技許可証(ライセンス)2.、および付則-6のルーキーテスト規定下記にしたがい、複数の項目のいずれかに該当する者はルーキーテストに参加しなければならない。ドライバーごとの複数周回の平均ラップタイムや走行マナー(スピンやコースアウトすることなく、連続して12周をレーシングスピードで安定して走行する)を材料に、GTAがスーパーGTのドライバーとしてふさわしい技術を保有しているか否かを総合的に判断する。

 通常このルーキーテストは、開幕前の公式テスト等の機会を使って行われているが、8月10日付けでGTAは新型コロナウイルス感染拡大の影響による対応として、出場するレースウイークでの公式練習またはフリー走行での実施を認めており、今回川合孝汰に代わって埼玉トヨペットGB GR Supra GTをドライブすることになった番場が、このルーキーテストの対象となった。

 2011年に初音ミク グッドスマイル BMWをドライブしGT300チャンピオンを獲得した番場は2018年までスーパーGTに参戦していたが、2シーズン以上参戦していなかったことからルーキーテストを受けることになったが、8月21日に行われたルーキーテストの結果合格。決勝レースへの出場が可能となった。

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