【J1】神戸デビューの元日本代表FW武藤嘉紀が決勝アシスト! イニエスタ「素晴らしい活躍」

FW武藤嘉紀

J1神戸は21日、新加入した元日本代表FW武藤嘉紀(29)が早速デビューを果たし、チーム合流3日目ながらホームの鹿島戦で後半開始から途中出場し、同MF山口蛍(30)の決勝点をアシストした。

0―0で迎えた後半34分、ロングボールで左サイドを抜け出した武藤はボールを受けると、右足アウトサイドでクロスを送る。これにFWドウグラスがニアサイドで潰れると、流れたボールに走り込んだ山口がDFと競り合いながらも体ごと押し込んでゴールネットを揺らした。これが決勝点となり、1―0で神戸が勝利した。

主将の元スペイン代表MFアンドレエス・イニエスタ(37)が決勝アシストをマークした武藤について「素晴らしい活躍をしてくれたと思います。スピードもフィジカルもある選手。合流後、初めての試合ということを考えれば、今後、連係深まって時間がたつごとにどんどんプレーに磨きがかかってくるでしょう」と期待した。

武藤のアシストで決勝点を決めた山口は「チャンスになると思っていましたし、長い距離を走って前まで出ていけるのが自分の特長でもあるので、最後まで信じて走った」と振り返り、武藤については「ああいう動き出しができるのが彼の特徴だと思う。ああいう動き出しをどんどん出してもらえたらと思います」と、さらなる活躍を期待していた。

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