任期満了に伴う横浜市長選は22日、投開票が行われる。同日夜に大勢が判明する見通し。
立候補しているのは、元市議の太田正孝氏（75）、元長野県知事で作家の田中康夫氏（65）、前国家公安委員長で元衆院議員の小此木八郎氏（56）、水産仲卸業社長の坪倉良和氏（70）、元衆院議員の福田峰之氏（57）、元横浜市立大教授の山中竹春氏（48）＝立憲民主推薦、現職の林文子氏（75）、前神奈川県知事で元参院議員の松沢成文氏（63）の8氏（届け出順、いずれも無所属）。
8日の告示以降、横浜港・山下ふ頭へのカジノを含む統合型リゾート施設（IR）誘致の是非や、新型コロナウイルス感染症対策などを巡って舌戦を繰り広げてきた。IR誘致は福田、林の2氏が賛成、他の6氏は反対の立場を取る。
太田氏は市長の給与半額カットなどの行財政改革、田中氏は上瀬谷通信施設跡地への医療・救急拠点整備などを掲げる。小此木氏は防災担当大臣の経験を生かして災害に強い都市づくり、坪倉氏は山下ふ頭に「食の拠点」設置を目指す。
福田氏は再生可能エネルギー拠点の整備、山中氏はデータに基づくコロナ対策を訴える。林氏は3期12年の実績を生かした地域経済の再生を主張。松沢氏は山下ふ頭への「英語テーマパーク」実現などを掲げる。
投票は、午前7時から午後8時まで市内630カ所で行われる。開票は午後9時15分から各区のスポーツセンターなどで行われる。
7日現在の市内の有権者数は、4年前の前回選挙時と比べ3万679人増え、314万67人（男155万148人、女158万9919人）。
