沖縄県内コロナ、新規678人 沖縄本島の重症病床、一時満床に(8月22日朝)

 県は21日、新たに10歳未満から90代までの678人の新型コロナウイルス感染を確認した。同日午後1時半ごろには、沖縄本島の医療機関で確保している重症者用ベッド26床が、一時的に全て埋まったという。県は「収容先が見つからないのはかなり厳しい状況で、対策本部では緊張した状況で調整している」(糸数公医療技監)と危機感を一層強めている。

 678人の感染者数は、土曜日としては今月14日に次いで過去2番目に多かった。地域別では那覇市173人、沖縄市88人、中部保健所管内67人、宜野湾市57人など。那覇市は累計の感染者数が1万人を超えた。

 15日午後6時にも一時、本島の医療機関で重症者と酸素投与が必要な中等症患者を受け入れるベッドが満床となった。

 21日時点の県内の入院者数は711人で前日より51人増加した。

 米軍関係は新たに34人の感染が県に報告された。2日連続で20人を超え、累計は1928人。【関連ニュース】
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