パチンコで負けて気を悪く…小学校教員が景品1点を盗む 県教委が停職処分

 沖縄県教育委員会は19日、店舗の景品を窃取した那覇市内の小学校に勤務する男性教諭(28)を停職6カ月に、生徒に体罰行為をした浦添市内の中学校に勤務する男性教諭(57)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、28歳の男性教諭は7月11日午後5時ごろ、パチンコ店で数千円負けたことに気を悪くし、景品1点を窃取した。

 57歳の男性教諭は2020年度まで勤務した那覇市内の中学校で、授業時間や生徒指導時に「話をしっかり聞きなさい」などと複数回、大声による威圧的な指導をした。男性教諭は18年にも、同校で生徒指導時に生徒への体罰や大声による威圧的な指導を理由に厳重注意を受けていた。

 金城弘昌教育長は「教員の綱紀粛正と服務規律の徹底に努めるとともに、教員の児童生徒に対する人権意識の高揚を図り、再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。

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