【東京パラリンピック】関係者感染最多で波紋広がる 国内外の30人が陽性判定

パラリンピックは無事に開催できるか(代表撮影)

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が22日、大会関連で国内外の30人が新型コロナウイルス検査で陽性判定が出たと発表した。

12日からパラリンピック関係者の感染者数を発表して以降最多の数となり、内訳は選手が2人、組織委の業務委託先の業者が16人、大会関係者が8人、メディアが2人、組織委職員とボランティアがそれぞれ1人だった。

東京では新型コロナウイルスの新規感染者が連日5000人台に達するなど医療体制のひっ迫などが極めて危険な状態にある中で、パラリンピックは開幕前からすでに大会関係者の感染者が続出してしまっている。

海外でも大会の開催強行を危惧する声が高まっており、韓国メディア「韓国デューティーフリーニュース」は「東京パラリンピック関連の感染者はすでに100人越え。感染がさらに拡散する恐れが高い」と報道し、現状を危険視した。

国民の間からも不安の声が続出。ネット上では「パラリンピック。菅、小池の言う『安心安全』がすでに破綻しています。感染対策を万全にできなくなっています」「パラリンピック中止願います。コロナ感染者増加するだけだ」と開催強行に反対する声が上がっている。

新型コロナ禍が深刻化する中での大会の開催強行が波紋を広げそうだ。

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