阪神・秋山が7回零封で9勝! 首位陥落の窮地救った「連敗を止めたらカッコいいなと」

青柳に並ぶチームトップタイの9勝目をあげた阪神・秋山

阪神が22日の中日戦(バンテリン)を2―0で快勝。負ければ2位転落&今季ワースト4連敗となる瀬戸際で、首位を堅守した。

連敗ストップの立役者は先発・秋山拓巳投手(30)だ。「こういう状況で(連敗を)止めたらカッコいいなと思いながら試合に臨んでいました。連敗を止めるという気持ちでしっかり投げられました」と、中日打線につけ入るスキを与えないベストピッチを披露。球速以上に伸びのある140キロ前後の直球と110台のスローカーブ、フォークを自在に操り、7回90球、三塁を踏ませず4安打無失点。矢野燿大監督(52)も「申し分ないよ。今日の試合のほぼすべて。そんな内容だった」と最大級の賛辞だ。

秋山は、これで2年連続の2桁勝利に王手をかける9勝目(4敗)。22日終了時点で、同じく9勝のチームメート・青柳と並び、リーグトップ・タイに躍り出た。「(2ケタ勝利は)1つの目標にしてシーズンに入っているので、その目標は達成したいですけど、まずは、やることしっかりやって(24日の)火曜日(先発予定の)青柳が頑張ってくれると思うので、また僕はしっかり調整したい」。青柳との〝リーグ最多勝レース〟で、さらにチームへも勝利をもたらしていくつもりだ。

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