Ｊ１神戸に入団したＦＷ武藤嘉紀（２９）が、古巣のＦＣ東京への思いを吐露した。
２２日に開かれた神戸の新入団選手会見に出席した武藤。会見に先立って行われた２１日の鹿島戦で新天地デビューを果たし、決勝アシストの活躍。「６年ぶりの日本のピッチで非常にワクワクした気持ちで臨んだ。ヴィッセルにタイトルをもたらす、アジアナンバーワンチームにするという目標を持って帰ってきた。アシストという結果を残せたことはよかった」と大きな手応えをつかんでいる。
そして今後は「数字という結果を出す。自分が得点すること、アシストすること。それがチームの助けになる。もう一度〝ゴールマシーン〟にならなければならないという強い思いを持っている」とゴール量産を力強く誓った。
その一方で、古巣であるＦＣ東京への思いも口にした。
「ＦＣ東京は僕を育ててくれた大切なチームだし、もちろん（移籍先として）考えにはあった」としたうえで「今回、神戸さんが自分をより熱くオファーしてくださり、かつ選手として必要としてくださった。チームそれぞれ補強ポイントだったり、その時ほしいと思う選手じゃないと移籍は成立しない。そうした面で、武藤嘉紀という選手をより必要としてくれた神戸に行く決断をした」と古巣ではなく神戸への移籍を決断した理由を説明した。
日本屈指の強力ストライカーが神戸で輝けるか。期待は高まるばかりだ。
