【全英女子OP】渋野日向子 好発進も34位止まり「伸ばせなかったすごく悔しさがある」

渋野日向子

女子ゴルフのメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」最終日(22日、英スコットランド・カーヌスティGL=パー72)、首位と5打差の18位から出た2019年大会優勝者の渋野日向子(22=サントリー)は5バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの75とスコアを落とし、通算1アンダーの34位に終わった。

出だしの1、2番で連続バーディーを奪取して絶好のスタートを切ったが、3番と5番でダブルボギーをたたくなど出入りの激しいゴルフで上位進出はならなかった。渋野は「すごく悔しいラウンドだった。スタートがすごく良かった分、流れを自分で切ってしまって、そこからなかなか切り替えができなかった。最後は持ち直せたことはよかったけど、悔しい」。難しい上がり4ホールの1アンダーは評価したが、厳しい表情で最終ラウンドを振り返った。

今季メジャー最終戦は、首位と3打差で迎えた決勝ラウンドだったが、2日間でスコアを伸ばせなかった。「良い位置で決勝ラウンドを迎えられる位置にいながら、伸ばせなかったすごく悔しさがある。もっと結果を残したい気持ちはあったが、なかなかそうさせてくれないメジャーの難しさを感じたし、来年以降、上位で戦えるように、もっと強くなりたいと思わせてくれる(出場した)4大会だった」

今年はスイング改造に踏み切った影響で結果につながらない大会も多かったが、今大会の戦いぶりから復活への道を着実に進んでいることを示した。とはいえ決勝ラウンドで伸ばせなかったのは事実。この悔しさを糧に、再び海外メジャーで優勝を勝ち取りたいところだ。

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