関川水系漁業協同組合(作林一郎代表理事組合長)は21日、妙高市猿橋の関川で、ニジマスの成魚約1300匹を放流した。同所で9月30日までニジマス釣りが楽しめる。
例年行っているニジマス釣り大会は、新型コロナウイルス感染予防のため昨年に続き中止になった。作林代表理事組合長(78)は「たくさん釣れるので、子どもたちに楽しんでほしい」と呼び掛けた。
同日は漁協組合員ら15人が土手の上から岸まで一列に並び、バケツリレーで次々にニジマスを川に放した。体長約25センチに育ったニジマスは水面を飛び跳ね、勢いよく泳いでいった。
放流は瑞穂協議会と同市長沢の建設会社、樗沢組も参加。樗沢組は猿橋橋の改良など地元の河川工事を手掛けており、漁協が協力を要請した。樗沢秀久社長(58)は「関川水系の自然を守るため、地元に貢献したい」と述べた。
釣りには遊漁券が必要。1日券は1500円(中学生以下、障害がある人は無料)で、コンビニエンスストアや釣具店で取り扱っている。詳しくは同組合ホームページ(http://e-sekikawa.jp)へ。