〈上越市新型コロナ続報〉23日・上越市で9人 過去最多に並ぶ  城北中男性生徒の感染も発表

 県と上越市は23日、同市内で新たに9人の新型コロナウイルス感染症患者が確認されたと発表した。同市における1日の確認数としては2月26日に並び最多。

 同日判明した感染者は、20代学生女性(県外移動歴あり)、40代会社役員男性(同)、20代会社員男性(感染経路不明)、50代公務員男性(同、市職員ではない)、50代会社員男性(県内感染者の濃厚接触者)、60代会社員男性(県内感染者の接触者)、40代会社員女性(県内感染者の濃厚接触者)、50代公務員女性(同)、10代女性(同)。9人とも中等症・重症ではない。症状や濃厚接触者は調査中。

 市によると、50代公務員女性は市立高志小の教職員。感染者の濃厚接触者(家族)として22日にPCR検査を行い、陽性が判明した。7日から現在まで学校に出勤していないため、同校の教職員、児童に接触者はいない。対応として、全ての児童の保護者にメール、電話などで周知を行うとしている。

 10代女性は市立小学校の児童。感染者の濃厚接触者(家族)として22日にPCR検査を行い、陽性が判明した。夏季休業中で登校しておらず、職員、児童に接触者はいないため校名は非公表。

 同市の感染者数の累計は185人となった。

 市は県の発表に先駆け、23日に市立城北中の男性生徒の感染が確認されたと発表した。男性は19日に学校行事のため登校。21日に発熱し、23日にPCR検査を行い陽性が判明した。対応として、濃厚接触者が特定され、感染の有無が確認されるまで生徒の諸活動を停止し、校内の消毒などを行う。状況によっては新学期から休業措置を行うとした。

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